CT
身体の内部構造の診断において用いられる断層撮影法。
インプラント埋入において下顎菅や上顎洞などの解剖学的位置関係を把握するのに有効である。
上部構造
インプラント治療の際に、新しくなる歯の部分。
通常は、2次オペでアバットメントを立てた後に仮の上部構造を取りつけ、咬み合わせ等の機能性と全体的な審美性を加味して調整を行い最終調整を行います。
上部構造の素材は、天然歯の色に近いセラミック製のものが殆ど。
歯肉
一般的に”はぐき”と呼ばれる。
上顎洞
上顎の奥歯付近の鼻の横にある大きな空洞の部分。
奥歯等にインプラントを植立する際に、上顎の骨が薄いとフィクスチャー(インプラント体)が上顎洞に貫通してしまい、治療が困難になる場合もあります。
その場合、サイナスリフトを行いインプラントを植立するスペースを確保して治療を行います。
GBR
GBR法(骨再生療法)は、インプラント治療を行う際、インプラントを埋入する部分の骨が足りない場合に、顎の骨を再生させる方法です。
GBR法は、インプラントを埋入する前に処置をする方法とインプラント手術の際に同時に行う方法があります。
事前に行う方法の場合は、骨に吸収しないメンブレンを骨に置き骨が再生されてからメンブレンを取り出し、インプラント治療を行います。
インプラント手術の際に同時に行う方法の場合は、主にコラーゲンから出来ている骨に吸収されるメンブレンを使用し、インプラント埋入と同時に処置をします。
自家骨移植
移植部位に同一個体から移植骨を供給する骨移植法であり、移植免疫による拒絶反応がない。
診断用ステント
インプラントの診断および計画の段階で使用されるガイド。
X線写真撮影時に口腔内に装着して解剖学的位置関係を確認する。
SIM/PLANT(シムプラント)
インプラント治療を行う前の診断の際に、より正確な検査としてCTスキャンによる顎の撮影を行う場合があります。
CTスキャン(コンピュータ断層撮影)はX線とコンピュータを使ってからだの断面を輪切りにして検査することが可能です。
通常のレントゲン撮影の場合は平面的に歯の様子を診断することしか出来ませんが、CTスキャンの場合は立体的に診断することが出来ます。
SIM/PLANTは、CTスキャンのデータをインプラント治療専用に解析する代表的なソフトです。
顎の骨の様子を立体的に解析するだけではなく、埋入するインプラントの長さや角度等を具体的にシミュレーションすることが可能になります。

