歯のイラストインプラントの専門医制度?歯のイラスト

インプラント専門医の条件
インプラント専門医は、社団法人日本口腔インプラント学会が、インプラント治療の学識や技能を持つ者として認めた歯科医師に認定書を交付する資格認定制度のことです。

日本口腔インプラント学会は、日本で最も歴史が古く、歯科業界最大の学会です。口腔インプラントに関する研究発表・知識の交換・会員同士や各医歯学系学会との連携協力等などを行い、インプラント治療の発展と向上を活動の目的としています。
主に歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連学校生などが会員の対象とされ、現在会員数が1万2000人いると言われています。

日本口腔インプラント学会専門医の資格認定試験を受験するためには、下記の様々な条件を満たす必要があります。

○日本国歯科医師免許を有すること
○5年以上継続して日本口腔インプラント学会員であること
○研修施設に通算5年以上在籍していること
○日本歯科医師会会員であること
○専門医教育講座を3回以上受講していること
○本学術大会または支部学術大会に8回以上参加していること
○指定された研修を終了していること
○指導医2名の推薦があること
○定められたインプラント治療の経験があること
○ケースプレゼンテーション試験に合格していること
○本学術大会または支部学術大会で2回以上発表していること
○インプラントに関する論文を発表していること

歯のイラスト認定医と指導医の条件歯のイラスト

学会が認めている学術大会や研修会、講習会に参加しており、インプラント医療に関しての十分な学識と技能経験を持っている医師に交付されるものです。 こちらをすべてクリアしている場合のみ認定医と認められます。

■認定医の条件(日本口腔インプラント学会の場合)
※一部抜粋
○学会の在籍年数が5年以上
○学会の指定する研究施設の在籍が通算5年以上
○学会の学術大会等への参加が5回以上
○学会の指導医2名からの推薦
○治療から3年以上経過している症例20人以上
○論文発表
○認定医試験(筆記試験)
○認定医試験(口答試問)

認定医となったあと、もっと深い学識と技能を持つ医師に交付されるものが『指導医』の資格で、その際は『認定医兼指導医』として登録されます。
しかし指導医として認定されるためにはさらに下記の条件を満たさなくてはいけません。

■指導医の条件(日本口腔インプラント学会の場合)
※一部抜粋
○学会の在籍年数が10年以上
○認定医になってから7年以上
○学会の学術大会等への参加が10回以上
○学会の学術大会や国際学会での研究報告6回以上
 この内、主演者2回以上
○学会の理事3名からの推薦
○治療から5年以上経過している症例100人以上
 この内、全顎症例が20以上
○研究論文6編以上
 この内、3編は筆頭著者